「人生の秋に」ヘルマン・ホイヴェルス著

2014年02月06日 08:53
 

 

最上のわざ
 

この世の最上のわざは何?
楽しい心で年をとり、
働きたいけれども休み、
しゃべりたいけれども黙り、
失望しそうなときに希望し、
従順に、平静に、おのれの十字架をになう--。
若者が元気いっぱいで神の道をあゆむのを見ても、ねたまず、
人のために働くよりも、けんきょに人の世話になり、
弱って、もはや人のために役だたずとも、親切で柔和であること--。
老いの重荷は神の賜物。
古びた心に、これで最後のみがきをかける。まことのふるさとへ行くために--。
おのれをこの世につなぐくさりを少しずつはずしていくのは、真にえらい仕事-ー。
こうして何もできなくなれば、それをけんそんに承諾するのだ。
神は最後にいちばんよい仕事を残してくださる。それは祈りだ--。
手は何もできない。けれども最後まで合掌できる。
愛するすべての人のうえに、神の恵みを求めるために--。
すべてをなし終えたら、臨終の床に神の声をきくだろう。
「来よ、わが友よ、われなんじを見捨てじ」と--。


 

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今、手がけている書はこの詩です。。。

初めて聞いたとき(「ツナグ」という映画で樹木希林さんが最後にナレーションしていました。)とても心に響き、涙してしまいました。今後歳を重ねていく自分(誰しも)に、まさに「最上のわざ」を伝授してくれた、ありがたい言葉だと。先人たちの知恵にふれ感動した瞬間でした。

この「最上のわざ」をどんな風に書き上げることが出来るか、自分自身が楽しみです!


 

私の書も見る人に響いてくれるといいなぁ~・・・