空
神棚の上の天井に「空」という字が貼ってあるのを皆さんは見たことがありますか?!
必ずしもあるわけではないのですが、一応その理由を記しておきますと、
たとえば、神棚の上に戸棚やら上階の床などがあって、物品が置かれていたり、導線があって人が通るような場合に、便宜上「空」や「雲」という字を書いた半紙を貼ったりして『ここは空ですよ。何もありませんよ。』と「結界」をつくるのだそうです。
つまり、神様に『申し訳ありませんが、ここは空ということで…何卒お許しください。』という意味で、貼られたものなのです。
…なんて素敵な言い訳 (;^ω^)
先日、ストレッチエクササイズのスタジオをオープンさせた私の友人から、お店に神棚を置くので、それ用の「空」を書いて欲しいとの依頼がありました。
お客様の目に触れる場所ではないのですが、とても素敵なスタジオだし、一応女性が多く集まるところだし、ということを踏まえて、柔らかいかんじの「空」を何枚か書いてみました。
…う~ん、見れば見るほど、書けば書くほど…「犬」の顔に見えてくるのはなぜ!?(笑)
私の頭ん中の回路が、どうしても「絵」を見る脳の伝達神経に働きかけるような仕組みになっているのでしょうねっ。ま、だからこそ書いてて楽しい♪
さて、今回の「空」のお手本になったのは、東晋 王義之の字です。
ノーマルなものを書き上げて、頼まれたわけではないですが、墨もあまったことだし、そこから少しアレンジしていき、最後は「犬の顔」、、、あ、違った(笑)遊び字も2枚書いてみました。
お友達のスタジオにはいったいどの字が貼られるのでしょうか?(#^.^#)ちょっと楽しみですね。。。