武者返し
来年の夏、展覧会に向けて出展する作品の一つです。
この展覧会のテーマでもあって、私の出身地である熊本県をイメージする言葉で、真っ先に浮かんできたのは『城』でした。加藤清正が作った熊本城です。
小さなころからずっと目にしてきたものであり、とてもなじみ深く、大好きな場所でした。
年中、楠の緑に包まれて、春には桜がびっしり咲き誇り、秋には銀杏木。とてもとても絵画的で美しいお城を彩る光景が目に浮かんできます。
また私が通った高校は素敵な事に、ほぼ熊本城の一部に属した場所にあり、そこに3年間風をきりながら自転車通学をしていた私は、まるで馬に乗って登城する武将になった感覚でした(笑)
・・・私の中に時折、ムラムラと武将さんが炎燃やすのは、きっとこの頃に培われた何かのせいなのでしょう。
書の話に戻って・・・・
どうでしょう?!
最初の字(左)は「城」の一部を城壁に見立てて、長く強調してみただけのものですが、せっかくだからその城壁を熊本城名物の「武者返し」にして、薄墨で石垣を描いてみたら?!との三嶋先生のアドバイスにより、さらにもっと力強くカッコイイ作品に仕上がりました。(右:実際の大きさは2m弱くらい)
私的にはもう、、、大変っ気に入っております )^o^(
先生、本当に本当に、ありがとうございました!!
そしてこの展覧会の会場もまた、熊本城に隣接する場所。
先生と出会った場所もこの会場。。。
不思議なご縁の側には、必ず、、武者返しが・・・・・・|д゚)
って、別に怖い話ではございませんので(笑)どうかお気軽に見にきてくださいませ。